ジョウビタキ20220216

2022年02月16日

三沢川を何時もの様にウォーキング中、今回初めて見る野鳥と出会いました。

冬季であるこの時期(2月頃)になると、通常「カワセミ」を多く見かけますが、大きさがカワセミに似ていて、特に外観の胸毛や腹毛部分もそっくり「オレンジ」色した小鳥を見付けました。

偶然カメラを持参していましたから数枚撮れました。通常ズームモードで撮りますが、初めて一枚撮った時、あれ?これはカワセミではない別物であることに気づきました。

写真. 胸毛は確かにオレンジ色です。遠くから見るとこの部分が目立ち、カワセミに見えましたが完全に別物でした。

最初に見たのは対岸の河川敷の中で、一部分萱が刈り取られ周りはひと際見通しが良く、背後は石垣(護岸)があり、南向きの日当たりのよい場所で正面(川)を向いていました。

又、刈り取られた葦等が数センチの切りカスになり、地面が見えない位に散らばりふんわりとした感じになっていました。
 今までカワセミを遠くから発見するのに、正面のシンボル的な目印の「オレンジ」色が最初に目に付き、ファインダーを見た瞬間…あれ?と思いながらも、全く気づかずカワセミと思っていました。

通常と何かが違う。頭の色が黒っぽいではないか?また後ろを向いた時、「コバルトブルー」色が全く見えません?。

この小鳥を見るのは全く初めてであり胸毛がオレンジ色していて、三沢川周辺にいてこの色をしたのはカワセミ以外いない。と先入観もあり他の野鳥ではないと思い込んでいた様で信じられない?…というのが、この小鳥に出会った時の感想です。

早速「検索」してみました。キーワード「野鳥冬季胸毛がオレンジ色した小鳥」で調べると、直ぐ出てきました。

大雑把な特徴は
・和名:「ジョウビタキ」の「オス」である。漢字名:「尉鶲、常鶲」。
・日本では冬によく見られる渡り鳥。
・非繁殖期は日本、中国南部、インドシナ半島北部への「渡り」をおこない越冬する。

特徴の詳細まとめ(全てWebから収集の寄せ集め情報です。)

  1. 体長:13.5~15.5cmとスズメよりわずかに小さい。
  2. 体重:13~20g。
  3. オスの外観:頭上が白く、顔や首は灰色~黒色、目の周りは黒いのが特徴である。
  4. メスの外観:頭が淡褐色で、目の周りに白い輪がある。
  5. 羽の外観:胸から腹、尾にかけては、オス・メスともオレンジ色している。
  6. 翼は黒褐色であり中ほどに白くて細長い斑点がある。
  7. 生息地:平地からの低山の明るく開けた林の中。
  8. 見られる場所:冬の日本では人里や都市部の公園や河原などでもよく見られ、身近な冬鳥の一つである。
  9. 食性:昆虫類やクモ類などを捕食するが、冬にはピラカンサなどの木の実もよく食べる。
  10. 巣の場所:樹洞、崖のくぼみなどに枯葉や苔を使って皿状の巣を作る。
  11. 鳴き声:地鳴きは、自転車のブレーキ音を短くしたような声で、「ヒッ」や「キッ」と聞こえる甲高い声と軽い打撃音のような「カッ」という声を組み合わせたものである。「ヒッ」の声はかなり遠くまで届く。早朝にも鳴くことが多く、2度「キッ、キッ」、続いて打撃音の「カッ、カッ」がくる。
  12. 名前の由来:ジョウ(尉)は「銀髪」のこと。ヒタキは「火焚」で鳴き声の打撃音が、火を焚くときの火打石を打ち合わせる音に似ていることから、「火焚き(ヒタキ)」の名が付いたとされる。

以上の内容から、今回見たのは「ジョウピタキ」の「オス」であると確定しました。鳴き声は早朝等に家で聞いたことのあるような鳴き声でした。また、もっと大型の野鳥かなと想像をしていました。

食性は小魚でないことから川辺にいる理由は見当たらず、見つかった場所は単に「日向ぼっこ」していただけだったかなと思えます。しかし、聞きなれた独特の鳴き声であり、姿を見せてないが身近な野鳥だった気がします。

このイメージで数日後に探し直した時、ほぼ同じ場所で再びジョウビタキのオスを目撃できました。



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