IMEツールバーをいじる20190507

2019年5月7日

「㋿」の合字は、16進数Unicodeでは「U+32FF」であると定義づけられているため、IMEツールバーから表示させてみた。

「㋿」の合字

但し、KB4495667 (OS Build 17763.475)が適用されてない旧バージョンでは、下図4の様に表示は無くIMEで「令和」の合字である「㋿」には変換されない。

詳細説明

IME漢字辞書は既に4月には「れいわ」→「令和」と正しく変換表示されていたため、試験的に「データ形式を変更する」で「西暦」→「和暦」に設定してみた。(結果的に改元時のUPdate異常が発見できた。)

西暦から和暦表示の手順

  1. 設定。
  2. 時刻と言語。
  3. 言語。
  4. 右 「日付、地域、言語」の設定。
  5. 地域。
  6. 地域言語データ。
  7. データ形式を変更する。
  8. カレンダー。
  9. 和暦。

この適用により、ファイル等の更新日時表示は和暦表示に変更できた。しかし、5月1日0:00から新元号に変わったにもかかわらず、相変わらず「平成表示」と異常表示のままだった。下図1参照。

原因は、MSの自動Updateエラーが起こっていたことに気づき、「手動」で再度アップデートし直してみた(V1809の累積更新プログラムKB4495667のインストール)結果、新元号の変更に合わせて5月1日以降作成・更新したファイル等は、全て正常の和暦表示状態に直った(OSビルド:17763.475)。下図2参照。

しかし、ファイルの更新日時等の表示は、従来通りの西暦表示の方が見易かったため、元の「西暦(日本語)」設定に戻してしまった。

ついでに、「令和の合字(㋿)」については U+32FF で定義されているとアナウンスされていたので、興味本位に改めて「IME」で合字の格納場所を確認してみた。

IMEで「㋿」合字の格納場所「U+32FF」を見る手順:

  1. IMEツールバー。
  2. IME パッド。
  3. 文字一覧へ切り替える。
  4. 文字カテゴリ。
  5. 囲み CJK 文字/月。
  6. U+32F0 → 4桁目に「F」を表示させる(水平スクロールバーを右へ)。

または、

  1. 垂直スクロールバーを下へ U+32F0 を表示する。
  2. U+32F0 → 4桁目に「F」を表示させる(水平スクロールバーを右へ)。

参考(旧元号の文字コード)

  • ㍾ U+337E
  • ㍽ U+337D
  • ㍼ U+337C
  • ㍻ U+337B

上記と同様に格納場所を表示できる。下図3参照。
「㋿」については従来の延長線ではなく飛び地に定義されていた。

図による説明

 図1 日付表示が改元後でも、平成と異常表示されていた例。
 図2 UPdate後更新日時が正常になった例。
 図3 IMEツールバーから旧元号合字の、文字コード表示を見る。

【参考:】

 図4 UPdate前は、U+32FFの場所は「㋿」の合字が未定義だった。



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