現用のスマホは使用時に、毎回画面ロックを最初は「指紋認証」等で解除する仕様である。
従来は富士通製のガラケイ時代やノートPCでは、「指紋センサー」が搭載されていた為このセンサーには使い慣れていた。
しかし、スマホで実際に指紋認証を使用してみて一番困ったのは、指紋認証に失敗し「画面ロック」を連続的に解除出来ない事が多い点だった。
注)こんな時もあろうかと思い、登録時は「暗証番号併用」でしておいた。
従来のセンサーは指をを静止(載せれば良かった)していたのが、スマホでは高速スライド式に変わり、センサーの面積は小型になり電源ボタン機能と一体であり、指紋認証の精度は向上し「セキュリティー面」では優れているはずです。
それが災いしたのか、一回のスライド操作で「認証されず」、使いたい時直ぐ使えないのには閉口していた。特に夏場で指が汗ばんでいた時は、数回も連続的に失敗しストレスが溜まる機種だと思っていた。
操作マニュアルの「指紋登録」方法を何度も見直し、設定し直しても今まで改善できなかった。
購入時のAndroid OSをV5.1.1からV6.0.1にアップグレードしてみたが、指紋認識率の向上は全くなかった。
一時は、中々認証できないため「センサー機能」は止めて、「暗証番号」のみで使おうかと考えた時もあった。
電車等では同じ機種を持つユーザーが、このような事もなく使用しているのを見ている為、私の指だけが仕様上記載されていた「特異な指の持ち主は使用できません」に該当しているのかと思い半ばあきらめていた。
しかし、以下の方法を思い付き試みた結果、認証率が劇的に向上したことに気付いた。
取説には、「一本の指で3回スライドして下さい。けが等に備え10本の指が登録できます」(最大10個)等の記載があり、初期登録時以来忠実に守ってきた。
認証失敗時スマホに表示されるのは、指紋の中心をセンサーに当ててなぞって下さい。センサーへ強く当ててなぞって下さい。もっと早くなぞって下さい。等の警告が数秒間表示され、直ぐに消えてしまうため非常に読み取り難かった。
スマホでの認証時は、どの指でやりなさいとの記載はない。認証精度を上げるため、1本の指で角度を変えたりして、3回スライドすると登録が完了する。この設定画面はスクリーンショット出来ないため、写真は無いが10本の指のイラストがあり、初めどの指で登録するか指定し、表示される通りセンサーをなぞれば登録は終わる。
今回登録時にやったのは、10本指のイラストを見てどの指にするか決める時、登録済の指はタッチ(指定)できないため、2回目の登録時は次の指を選び、実際にセンサーをスライドするのは最初の指で再び行う方法で行った。
具体的には、「右人差し指」を指定して初回の設定を済ます。次に「右中指」を指定し再び右人差し指でスライドさせる。これで登録が済むと、右人差し指のデータ数が2倍になり、認証率は理論上2倍にUPするはずです。
同じ様に右薬指で指定し、再び右人差し指でセンサーをスライドさせ登録すると、右人差し指自体の認証率が順次上がり、現在4倍迄にして使っている。下図2を参照。
取説に全く記載されていないが、実際に使用してみて問題は無さそうであり、今までのエラーが嘘のように無くなり認証率が向上していた。
もし、私の様に認証エラーで苦しんでいる方がおられれば、「一度お試ししてみる価値があると思い」記述した体験談です。
これから暖かくなり、指が汗ばむ季節になり認証率低下が想定されますが、このまま使用し続け様子を見たいと思っています。
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