デジカメ写真のGPS情報を消す20150423

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デジカメ写真に埋め込まれている「Exif情報」、古いデジカメならあまり問題なかったのに、今後Google製Nexus7(2013)の写真も、Webで使うとなれば問題になるため、事前準備としてこれら(GPS情報)の削除方法を検討してみた。

その中でwindows標準方法のみで行うと、「エラー」が起こりGPS情報の削除は出来なかった。

削除するには、無料アプリの「ExifEraser」が有り、操作も簡単で使用可能だと思った。

又、従来から「リサイズ」と「従来のExif情報の削除」用に使用してきた、無料アプリの「縮專」には従来のExif情報と共に、「GPS情報まで削除できる」機能があったことに、今回初めて気付く機会にもなった(^_^;)。

画像 Nexus7(2013)の写真へ埋め込まれたGPS情報

画像はクリックするとLightboxで拡大表示します。

2015年04月23日

デジカメで写真を撮ると、最新のカメラにはご存知の様に写真ファイルの「Exif情報」(※1)に、「GPS情報」(ジオログ(※2))も埋め込まれています。

(注)

  1. (※1)「Exif」とは IT用語辞典より
  2. (※2)「ジオタグ」とは IT用語辞典より

これらの情報を見るには、GPS表示されている写真(ファイル)は、PCからコンテキストメニューを出し→プロパティ→詳細タブの順に開くと、下部に「GPS」と言う項目があり、そこに緯度・経度・高度が表示されています。(上図参照)。

これらはカメラ等の設定でOFFに出来れば、表示されず一番いいですが、撮った写真のプロパティ内容を知らないまま、HPやSNS等で使用してしまうと、撮影場所がGoogleMap上に表示され、住所等が容易に特定されてしまい悪用される材料になりかねます。

写真ファイルに埋め込まれる「Exif情報」は、カメラや写真を勉強したりこれらを整理する時には、非常に有用な情報になりますが、写真の用途が「公開」と言う事になると、悪用されない様に自己防衛が必要だと思います。

特にハンドルネームが多用されるHPやSNS等Webの世界では、悪用されない・・・特定させないことも必要だと思います(※3)

PC7や8.1はWindows標準の方法で、写真ファイルのExif情報から個人情報を削除す方法は、今まで沢山公開されています。
しかし、何故かこの方法では、「GPS」情報が埋め込まれたファイルに限りエラーが発生してしまい、個人情報そのものも全く削除できませんでした。(下図2と3参照。)

世の中には、GPS情報を含むExif情報を削除するためのソフトは幾つかあるようですが、このページではどれが一番良いかについては扱いません。

ただ評判が良さそうなものとして知られている、フリーソフトの「ExifEraser」(※4)で、効果を確認してみました。

(注)

  1. (※3)【要確認】あなたは大丈夫?写真のジオタグとExif情報で個人情報が筒抜けに。
  2. (※4)「ExifEraser」の場所。

その結果、GPSの「項目」や情報の中身はそっくり削除できました。又、Exif情報の中から削除したい項目を選択する事も可能でした。(下図7参照。)

今必要なのは、GoogleのNexus7(2013)で撮った写真にはGPS情報があり(メリットがあるため設定はONにしている)、これを消さなければならない必要性を生じた時には、いつでも消せるようにしておかないと、いざ使う時に困るため予め試験してみたもの。

現在、HPやTwitterで使用している写真は沢山あり、カメラは複数台(ガラ携も含め)を使い分けていますが、従来GPSは関係ありませんでした。
しかし、どのPCでもスクロールせずに見れるであろうと思われるMax750px(横幅)まで、全べての写真は必ず「リサイズ」してUPしているため、「縮專」を使用していました。

このアプリは無料であるのに使い勝手が非常に良く、今回の様にwindows標準で削除できなかった、GPS情報までも一緒に削除してくれます。この機能については、遅ればせながら今回初めて知りました(^_^;)。

この「縮專」(※5)は、リサイズとGPS情報を含む個人用Exif情報が、複数枚を同時に削除出来る点はExifEraserより便利そうなため、当分はこれ一つでやって行けそうです。

(追記)

Ieという「ブラウザ」は、以前に何らかの要因で表示できないことがあり、Webページが見れず困ったことがあった。それ以来「高速ブラウザ」がうりのGoogle「クロム」(※6)をインストールして、予備的に(操作方法がIeと大幅に異なるため)使用してきました。

このクロムでは、「縮專」アプリ等でExif情報が削除された写真は、上にマウスポインタを載せると、「Exifデータなし」の表示が画面左上にでます。(下図8参照)。
また、twitterの写真に対しても同じように表示されます。(下図9参照)。

(注)

  1. (※5)「縮專」の場所。
  2. (※6)「Google Chrome」の場所。

 ■写真による説明

◆ 図はクリックするとlightboxで拡大されます。次へボタンボタンをクリックで連続表示できます。

画像1
1 プロパティ→詳細の下の方に項目GPSがあり記載されている。
画像2
2 エラーが発生する。
画像3
3 削除できなかったとメッセージが出る。
画像4
4 ExifEraserのアイコン。
画像5
5 ExifEraserで削除した時のメッセージ。
画像6
6 縮專(縮小専門)のアイコン。
画像7
7 「ExifEraser」や「縮專」で削除できたGPS情報。
画像8
8 ブラウザを「Google chrome」に変えて、写真をマウスオーバすると「Exifデータなし」と表示される。
画像9
9 「twitter」投稿写真でも同様の表示が出る。

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