1月のカワセミ20150120

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稲城市を流れる「三沢川」に生息する、生きた宝石とも言われる「カワセミ」を撮影した。

【カワセミ】

カワセミ

カワセミ。

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2015年1月20日

真冬独特の西高東低の気圧配置により、日本海側では大雪が降り関東地方では寒くて強い北風が吹きまくっていますが、天候だけは晴天が続いています。

ここ稲城市を流れる三沢川では、流域に生息している「生きた宝石(ヒスイ)」とも言われる「カワセミ」が、運が良かった人だけ(ちょ~うレアー)見れます。

今年は河川敷のアシ・ネコヤナギ等の草木は刈り取られずそのまま残っている為、このカワセミは非常に発見し難い状態です。また、撮るためには先ずカワセミより先に発見し、逃げられない様に気を付け、出来る限り近寄り素早く撮るが基本ですから。

カワセミの一番印象に残る光景は幾つかのパターンがありますが、一つは川面を飛んできて目の前でいきなり羽ばたきホバリングして静止状態になり、次の瞬間ばしゃんと水しぶきを上げて水中へ飛び込む。水紋を数秒間見ていると口ばしに白く光る小魚をクワへ、飛び出してきて近くの小枝まで飛んでいき止まり、そこで首を振り振り小魚を(うまそうに)食べる。たまに取り逃がしたのか、捕食に失敗もあります。

しかし、この光景はほんの数秒間の出来事です。この光景をもしカメラに収められればと思いつつ、撮影は毎回緊張の連続ですが、お気に入りの写真はなかなか撮れるものではありません。

今回運が良く数枚の写真を撮りましたが、どれも静止状態のものばかりです。しかし、一見同じ小枝に止まって居る様でも、常に水中の小魚を見つけるため首を左右に回したり、止まっている向きを180度(前後)一瞬の内に変えてしまう事までしている事が観察できます。

カワセミを見付け、動かない時は数分間、動く時はカメラバッグから取り出す前に、逃げられる(小魚がいなくて別の場所へ移動)てしまいます。 しかし、今回は数十m迄近づいて撮れましたが、写真から「メス」であった事が分かりました。

このカワセミは習性から、「縄張り意識が強い野鳥」であるため、通常は数kmの範囲には「1羽」きり居ないことになります(通常はオスでも追い払われる)。その為、一度シャッターチャンスを逃すと、極端には同じ日に再びお目にかかることが無い、撮れる確率が非常に小さなターゲットであるため魅力を感じています。

その内にもっとリアルな写真が撮れる(「数撃てば当たる」を信じて)かも知れません。

三沢川 【ポジション情報】

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