玄関用チャイムの謎20140426

2014年4月26日

寝てから真夜中に突然、2Fへ設置してあったチャイムが鳴って目が覚めた。この時間帯に訪問者? しかし、いきなり玄関ドアーを開けるのは危険であり、開けるわけにはいかない。

ドアーは開けずにこのまま放っておこうか。 それともドアーを開ける前に、「交番へ電話」しておこうかと迷った。

玄関灯無しでもモニターフォンは、家の前にある街路灯の明かりでも、充分ではないものの人物の識別は出来るため、数分間物音を立てずじーっと、「映像と音声」で外の気配を観察し続けたが、人の気配等は全く感じられなかった。
このチャイム音はモニターフォン用より大音響であり、かみさんも同時に聞いている為、鳴ったのはほぼ間違いない。1押しで3回鳴る。

もし、本当に用事のある訪問者なら、一回鳴らしただけでは帰らず、再びチャイムを鳴らすはずであると思った。それとも通りすがりの人物の、いたずらか?。金属製の門扉を静かに開閉することは困難なはず。・・・考えながら。

そこで決心して、ドアーを開ける事にした。先ず玄関灯や家中の電気を点けて明るくしながら、恐る恐る出て見たが、誰もいなかった??。

しかも、門扉はきちんと閉まっていた。いたずらなら慌てるから音がしたり、開いたままのはず。玄関と反対側の駐車場には、強力なセンサーライトが設置してあるため、やはり出入りは玄関からのはず。

外は街路灯の明かりで、煌煌と照らされていた。道路に出て周りを見たが、道を通る人の姿はどこにも無かった。
その夜は、不安なあまりに良く眠れず、翌日は睡眠不足だった。

朝「不審者届」を警察に出すかどうかで迷ったが、そのまま数日たってしまった昼の出来事だった。あのチャイムが再び鳴った。

しかし、今回はモニターフォンを設置してある部屋にいた。しかし、映し出された映像からは、動くものは全く見えず、こちらからの呼びかけに対し応答が全然無い。
直ぐ外に出てみたが誰もいないし、門扉はきちっと閉まったままだった。??

その後も、数回同様の怪現象体験をしている。
しかし、最近は軒下の植木鉢が突風で倒れているのを、しばしば経験している事と関係がありそうだと気づいた。
このことから、チャイムのSWが「風で動作している」疑いが濃厚になってきた。実際に押してみると、僅かな力でもSWが動作していた。

以前にモニターフォンを取り付けて貰った時、従来からあった大音響のチャイムは撤去せず、2Fの部屋でも聞こえる様にと残すことになり、その後も十数年間は全く異常なく使用していたものである。

ではSWを新品に交換して、様子を見ようと言うことに到達した。
このチャイムはDC3Vで動作している回路用である為、電気屋さんへ頼むことなく、以前と同じものを大工センターで購入してきて、自分で取り付ける事にした。

耐用年数は充分に過ぎているはず、外したSWを解体して見ても意味無い。一度も解体した事はないが、外した感じでは「ばね材(樹脂と金属)が劣化し、プッシュボタンSWの復元力が弱まり、その結果、接点間距離が少なくなり、微風でもSW-ON状態になり易い」と推測し、旧SWはこのまま廃棄する事にした。

もしこれでチャイムの怪現象が再び起こらなければ、この老朽化したSW(¥916)のせいだと確定し、これからは安心できるため、「大げさに騒がなくて良かった」と思った。

チャイム用SW

チャイム用SW